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オン・ザ・ロード (世界文学全集 1-1) (世界文学全集 1-1) (世界文学全集 1-1): 河出書房新社 : ジャック・ケルアック;
オン・ザ・ロード (世界文学全集 1-1) (世界文学全集 1-1) (世界文学全集 1-1)
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    ハチャメチャな行動の裏側

    フランシス・フォード・コッポラが、十年来、映画化しようとしているが、確固たる脚本が得られず実現できていない作品です。

    五部構成からなるこの作品の第一部から第四部までは、それぞれアメリカを横断、縦断する語り手サルとディーンの放浪の物語です。

    それは、「退屈な知識人」による既存の価値観に対する反攻の物語です。
    安住の地を求めず、その時々の刹那的な「幸福」を求めての旅です。彼らは、街に行き着く度毎に馬鹿騒ぎをし、場合によっては、不法な事も構うことはありません。酒、薬、女、そして激しい音楽が、彼らを徹底的に乗せるのです。

    サルは、ディーンを崇拝しています。ディーンは、時に狂気を示し、迷惑をかけます。それでも惹かれてゆく何かが、ディーンにはあります。
    この本の中には「ヒップスター」と言う言葉が、頻繁に登場します。この意味は、「正業につかず、なにをやっているんだかよくわからない、ぶらぶら遊んでいるやつ」と言うことだそうです。でもサルは彼にそれ以上のものを見ているのでしょう。
    それは、既存のものからの独立性なのかも知れません。そうした状況で生きてゆく勇気なのかも知れません。或いは、時代を先取りした先験的な生き方を見ていたのかも知れません。

    訳者によると、「鋭い語感」が作者の特徴だそうです。表面的な意味と、その裏側にある意味とを巧みに使いこなしていると言うことです。
    この物語を読んでいると、物語自身が表面的な物語の裏に何があるかが問題なような気がします。彼らのハチャメチャな行動の裏に何を感じ取るかが大切なのかも知れません。
    河出書房の英断に拍手

    河出書房新社の創業120周年記念として企画された「世界文学全集」。その第一回配本の名に恥じない名作です。
    作品には作者のケルアックのみならず、ウイリアム・バロウズやアレン・ギンズバーグなどなど、ビートゼネレーションを代表する作家たちがモデルとなって登場し、作品世界を走り抜けます。
    旧訳も悪くはないですが、新訳が本当に魅力的で、内容の薄い昨今のベストセラー作品とは全く違った深くて忘れがたい読書体験を下支えします。
    世界文学全集は商売にならないということでどの出版社も二の足をふんでいましたが、やはり老舗がやってくれました。河出書房新社の英断にも拍手したいです。
    え、こんな本が永遠の青春の書?

     「路上」が出版されたのは、約半世紀前のことらしいが、今回"On The Road"(オン ザ ロード)なる英語名そのままで新らしい翻訳を出したのは正解だった。「路上」では、ある地点に留まっている感じがするが、「オン ザ ロード」では、まさしくこの小説そのまま突っ走っている状態があっていい。ぼく(=サル)と親友デイーンとの「すけこましヒッチハイク」のあらましを、スピード感あふれる日本語の文体で訳し続けている。ディーン、彼は次から次から女をひっかえる万年勃起男、小説の冒頭には、メリールウと結婚してすぐ別れ、次には、カミールに子供を生ませ、飽きるとまたメリーちゃんに戻り、イネズなるあばずれが出てきたと思うと、結局カミールちゃんと落ち着いてしまったような・・・・。
     これが、ビートジェネレーションを代表する永遠の青春小説といわれている、この二人とニューヨーク、デンバー、フリスコ、メヒコへの旅を同行体験する、ここに描かれている青春はなんて自由なんだ、だから、「世界文学全集」の一冊に選んだというのが、編集者池澤夏樹の言い分であるが、わたしが、★5つをつけたのは、単純に面白かったから。この本を読んで田舎から出て来る気にさせたボブ・ディランのファンだから、それに、ジョージ・シアリング、レスタ・?ヤング、チャーリー・パーカー、スタン・ゲッツ、ディジー・ガレスピーなるジャズの錚々たる名前がちらほら出てくる、彼らのライブの雰囲気を描いてくれているからである。永遠の青春小説にはどう転んでもまずなり得ないが、20世紀ジャズの息吹を21世紀に確実に伝えている点は評価できる。

    苦い味のするアメリカ。

    話の内容は、主人公の作家サル・パラダイスがディーンという男に惹かれて、引っ張られてアメリカ大陸を横断縦断してゆくお話しです。
    このディーンという男を説明するのがまず難しい。読んでもらわないと伝わりきらないと思いますが、エネルギーに充ち溢れて、何か大きなものを持っていて、輝いている、何者にも縛られないいい加減な狂人と言ったらいいのかしら。
    最初のほうを読んでいると、常識から自由になって、自分のエネルギーの赴くまま行動する登場人物たちがかっこいいです。世界の見方をくるんと変えてしまうような感覚が味わえます。読者を段々と常識的なところから、騒がしくて自由な世界へ連れて行ってくれます。
    でも、そこから少しずつ時間が経っていきます。この作品は2?3年の間の出来事を描いた話なのですが、時間が経つにつれて、ディーンの友人が、こっちの世界、常識の世界へ入ってゆく、まるで一緒に騒ぎまくっていた時代はなかったかのようになってゆきます。ネクタイなんか締めちゃったり、いつも苦虫潰しているような顔や喋り方だったり。そしてディーンを馬鹿にして、苛めて、切り捨てます。その変化がすごく伝わってきて、感情移入していた分、悲しい気分にさせられるのです。
    ラスト近くで、主人公とディーンはまるで極楽のような世界にたどり着きます。そのままそこに留まるのかと読んでいてこちらは思ったのに、主人公が赤痢で倒れている内にディーンはアメリカに戻っていきます。妻と恋人と子供がいるからと。戻れば元の黙阿弥、また破滅し、狂っていくと読み手はわかっているから、とても切ないです。ほんと、大馬鹿者だとおもいました。
    ディーンを引き戻すそれ程の「何か」がアメリカにあるのか?一体それは何だ?それはよいものなのか?それとも禍禍しいものなのか?
    ラストの第5部でのディーンを見ると、その問いを切実に考えてしまう自分がいました。
    長い話ですが、新訳で読み易いと思います。興味あれば是非。
    心に、青春を忘れない人への永遠の書

     あのジャック・ケルアックの On The Road「路上」の、青山南さんによる新訳です。

    その、素敵な書き出しです。 

     I first met Dean not long after my wife and I split up, I had just gotten over a serious illness that I won't bother to talk about, except that it had something to do with the miserably weary splitup and my feeling that everything was dead. With the coming of Dean Moriarty began the part of my life you could call my life on the road.

     <ディーンに初めて会ったのは、妻と別れてまもない頃だった。ひどい病気から立ち直ったばかりのときだが、その話はあまりしたくないので、くたくた疲れた別れのごたごたと、なにもかもおしまいだというぼくの気分が原因の病だった、とそのくらいにしておく。
     ディーン・モリアーティの登場で、ぼくの人生のもうひとつの章、路上(ロード)の人生とでも言えそうなものが始まったのだ。>

     「この本は僕の人生を変えてしまった」とボブ・ディランが驚嘆し、「疎外感や不安や不満足がそこらじゅうにごろごろしていたとき、ケルアックが現れて、ロードを指さした」とウィリアム・バロウズに言わしめた、まさに永遠の青春の書!!

     ヘンリ・ミラーはケルアックを「言葉を情熱的に愛する人」と絶賛したそうです。
    そのケルアックの「路上」が、青山南さんというまさに最適の訳者を得て、躍動感あふれる達意の名訳によって、ぐーんと身近に感じられるようになったのは、とても素晴らしいです。

     心に、青春を忘れることなく、常にオン・ザ・ロードにある方への最高の文学です。

    そして、装丁、訳文も、ともに申し分のない最高の本です! 五つ星では足りません。

     

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